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[VAGIの成分のこだわりを理系目線で解説]

第15回目となる今回は、”浸透性“について。

“浸透性”と言うと抽象的ですが、今までにご紹介した“ヒマシ油”と“ブチレングリコール(BG)”に焦点を当て、お話ししたいと思います。
ヒマシ油は他の植物油脂とは異なり、ヒドロキシ基(-OH)を含んだリシノール酸を主成分としています。この成分は粘度が非常に高く、水分を保持する性質があるため、 高分子化合物との相溶性を有していることが知られています。またブチレングリコールは、ヒドロキシ基を持った保湿・抗酸化・溶解補助目的の有効成分です。 ヒマシ油に、水溶性有効成分であるブチレングリコールが配合されることによって相溶性が生まれ、角層に浸透していくのです。

さらにこの二つの成分には、どちらもヒドロキシ基を含み、親水性を持つという共通点があります。VAGIの製品は主成分を水とするため、相性がよく仕上がっているのです。 このようにVAGIでは、1つの効果を生み出すために様々な有効成分を組み合わせ、また化学反応を起こさせることによって、ベストな配合を実現しています。普段何気なく使っているものが、実はこのような複雑な計算式によって生み出されているなんて、とっても面白くないですか?次回の更新もお楽しみに!